仮説を立てられない人向けの、超簡単な仮説の立て方

創作論

どうも。春眠亭あくびです。

 ※この記事は、過去noteにアップしたものを再編集したものです。

頭良くなりたいです。
もう少し言うと、頭良い人だと思われたいです。
ギャルとかに。

「おじさんまじ頭良くてソンケーするんだけど」

とか言われたいです。
でも現実は違う。
なんて自分はバカなんだとゲッソリグッタリの毎日です。

頭良いってなんでしょうか。
僕の中での定義は「物事を深く多角的に考えている人」だと思ってます。
例えばバームクーヘンについて何か述べてくださいと言われたとします。
僕だったらこう答えるでしょう。

「おいしいなぁ」

でも頭良い人は違います。

「バームクーヘンは食感のバリエーションが豊富。だから食べ応えがあります。幾重にも重なった生地を縦に食べれば断層による歯ごたえが、横に食べれば層が剥がれる爽快感が、それぞれ味わえます。おいしさというのは味と食感で決まってくると言います。古代ローマでは…」

と、深く多角的に意見を述べることが出来ます。
職場にもこういう人いませんか?
ひとことふたことしゃべっただけで、芯を食った意見をあれやこれやと出してくれる人。

どうやったらこういう人に近づけるのだろう。
僕なりにいろいろ調べてみて、ひとつの結論にたどり着きました。
それは、「仮説」です。

目次

  1. 頭良い人みんな「仮説」立てろと言うけれど
  2. ぼんやり人間でも仮説を持つには
  3. まとめ

頭良い人みんな「仮説」立てろと言うけれど

僕は活字が好きなので、日常的に読書をします。
特にビジネス本と呼ばれるものが好きで、悩みが出るとすぐに本を買ってそれに頼ります。
そんな僕が自信をもっておすすめする名著があるのですが、そのどれもがすべからく「仮説を立てろ」といってきます。


独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法独学の達人である著者による、勉強法の百科事典。何を、どう学べばいいか迷った時に役立つ、著者が独自に収集・開発した55の技honto.jp

取材・執筆・推敲 書く人の教科書なにを訊き、どう聴くのか。構成をどう考えるか。原稿を「書き上げる」ためには…。プロの「書く人」になるために必要な、取材法honto.jp

集中力はいらないだらだらするから、うまくいく! 人気作家が提唱する「アンチ集中力」のすすめ。人間のもつ本来の力を発揮する、情報過多時代のhonto.jp


仮説を立てる癖を付けろ。
世の中に疑問を持て。

そうやって能動的に、取材をしていく感覚を持つことで、知識が自分事になっていくし、深く物事を考えることが出来るんだ。

大体どの本も、そんなことが書いてあるんです。

確かにそうだなと。
いたく感銘を受けまして、早速実践するんですよね。
カレーを食ってるんですけど、このカレーについて観察し、仮説を持とうと。

無理なんですよ。
世の中に何の不満も疑問も持たず、ぼんやり生きてきました。
仮説を立てるために必要な「なぜ?」「どうして?」が圧倒的に欠如してるんですね。
結果、「カレーはうまい」以外の感想を持てずに即終了、おかわり決め込んでふて寝でござい。

ぼんやり人間でも仮説を持つには

で、いろいろと試行錯誤してみまして。
ようやく見つけました。
僕みたいなぼんやり人間でも仮説を持つための方法

それは、「自分の感情に絞って、なぜなぜを繰り返す時間を取る」という方法です。

説明します。
例えば「カレーはうまい」と考えたとします。
そうしたらまず、なんでもいいから書くものを用意するんですね。
メモ帳でもチラシの裏でもスマホのメモアプリでも、なんでもいい。
で、そこに「カレーはうまい」と書きます。
そして、下の行に「なぜ?」と書いてみます。
で、そこから書き散らします。
なんで自分はカレーがうまいと感じたのか。
ルーがうまいのか、ご飯と混ざったときにうまいのか、辛さが好きなのか、にんじんに惚れているのか。
ぐわーっと書いてみます。
で、自分は卵入りのカレーが特にうまいと感じることに気づきます。
そしてその次の行にまた書きます。
「なぜ?」

自分は辛みがマイルドになったものが好きなのかもしれない。
他には何がすきなのか?
麻婆豆腐も好きだ。あれも豆腐でマイルドになってる。
暴君ハバネロも好きだ。あれもポテトスナックというかジャガイモでマイルドになっている。
辛み+マイルドが僕の好きな味らしい。

こんな感じに5分ほど書き散らしてみてから、改めて見返してみてください。
なんかよくわからないけどカレーに関する考察っぽいものができてます。
そしてその中には「辛み+マイルドが好きなのでは?」という仮説と、その検証結果がそろっているはずです。

こうやって、仮説を生みだす「なぜ」を発見し、そこから「仮説」と「検証」を行う一連の動作を行う癖を付けていくのです。
それが、仮説思考になるための近道、つまりは頭良い人に近づくための方法だと思っています。

「いやいや、いくら練習になるからって、自分のカレー観を掘り下げても意味ないよ」

いいや、わかりませんよ?
上司とカレー屋に行ったときに、ふと披露するかもしれません。
すくなくとも、昨日よりもカレーに関して深い考察が出来た、それだけでなんだかニヤニヤしませんか?

ポイントは、自分の感情に絞ってなぜなぜをすることです。
そうすることで、取材対象を自分にします。
他の誰かだったり、文献に当たる必要があると、極端にハードルが高くなります。
でも自分だったらサクッと取材出来ます。
アポを取る必要もありません。
謝礼も必要ありません。
気を遣うことも、炎上するリスクもありません。
最高です。

まとめ

まずは自分の感情の深掘りをとっかかりに、自分自身のことを理解する。
それから外部に対して仮説をもって接していく。


こんな感じで頭良くなって行けたらと思ってます。
そして、髪を灰色に染めた貧乳コミュニケーションお化けギャルから「おじさん頭良すぎてエグいんだけど」と褒められるようになりたいと思っています。

頑張ります。

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